Neuregulin1

AACRニュース:膵臓がんのNRG1融合遺伝子変異に新しい治療の可能性

2018年8月

全ゲノムおよびトランスクリプトームシーケンスを使用して、膵管腺癌(PDAC)の若年成人における臨床的に治療可能なゲノム変化を特定しました。がん研究プログラムに登録された若年性PDAC患者17人の分子特性解析により、KRAS野生型(KRASWT)のすべての患者において、分子標的薬が奏功する可能性がある遺伝子融合が明らかになりました(17の4)。これらの変化には、異常なERBB受容体を介したシグナル伝達を介してPDAC増殖を促進すると予測されるNRG1遺伝子変異(Neureglin1)が含まれていました。また、薬理学的なERBB阻害により、標準治療に耐性ができたNRG1融合遺伝子変異腫瘍のある2人の患者で臨床的改善と肝転移の寛解がもたらされました。 発癌性融合遺伝子のあるKRASWT腫瘍の体系的なスクリーニングにより、かなりの割合のPDAC患者において、治療の見通しが大幅に改善されることが実証されています。私たちの研究は、KRASWT腫瘍における疾患イベントとしてのNRG1融合遺伝子を明らかにし、それにより、この疾患の発癌性シグナル伝達と新しい治療オプションに関する新しい洞察を提供しました。

編集注:KRASWTはPDAC患者5%から10%と言われています。現在KRAS遺伝子変異陽性の膵癌患者を対象とした薬剤開発が米国で進められています。

SOURCE: Cancer Discov; 8(9); 1087-95. ©2018 AACR.This article is highlighted in the In This Issue feature, p. 1047.

topmessagedonation001

Take Action

druglag-petition

Tell us your story