Patient and Liaison Service

PALS電話相談 - メンテナンスのため休業のお知らせ

pals call center

PALS電話相談について

誠に勝手ながら、2018年7月25日(水)~10月30日(日)までメンテナンスのため、パンキャンジャパンのPALS電話相談サービスは休業とさせていただきます。

ご不便をおかけしますが、何卒ご理解の程、お願い致します。

・ 同期間中の電話・FAX・メールでのお問い合わせはお休みさせていただきます。

・パンキャンについての情報は、こちらのホームページか、もしくは下記の公式facebookでご参照ください。

  パンキャンfacebook https://www.facebook.com/pancanjapan/

 

 

膵臓がんの危険因子

危険因子(リスクファクター Risk Factor)

膵臓がんの正確な原因はまだよく理解されていません。研究では、膵臓がん発症の可能性を増加させる特定の危険因子が同定されています。次の表では、膵臓がんに関連する危険因子をいくつか説明します。

危険因子  
喫煙 喫煙は重要な危険因子であり、すべての膵臓がんの症例の約20〜30%の原因になっている可能性があります。タバコを吸う人は吸わない人より膵臓がんを発症する可能性が2倍になります。
年齢 年齢とともに膵臓がんを発症する可能性が増加します。膵臓がんと診断されたほとんどの人が60歳以上です。
家族歴 母親、父親、兄弟、または子供に膵臓がんが発症した場合、自分が膵臓がんになる可能性は2〜3倍になります。より多くの家族が膵臓がんになれば、他の家族が膵臓がんになるリスクは増加します。家族性乳がんまたは結腸がん、家族性黒色腫、または遺伝性膵炎の病歴がある場合、膵臓がんを発病するリスクが増大します。膵がん症例の約10%は、家族歴に関係していると言われています。喫煙する人で膵臓がんの家族歴もある人は、膵臓がんと以前診断された家族(複数可)よりも最大10才以上早く膵臓がんを発症する危険性があると言われています。
慢性膵炎 慢性膵炎の人は、膵臓がんを発症するリスクが高くなります。慢性膵炎は、長年にわたってアルコールを大量に消費する人に多くみられる病気です。おたふくかぜのウイルス、様々な自己免疫疾患は、慢性膵炎を起こす可能性があります。遺伝性膵炎は一般の人が20歳までに経験する膵臓の炎症の再発の原因となる可能性があります。膵臓がんを発症するリスクは、遺伝性膵炎を有する人においてはさらも高くなります。
人種別 アフリカ系アメリカ人は、アジア人、ヒスパニック、または白人系の人と比較して、膵臓がんの発生率が高い。アシュケナージ系ユダヤ人には膵臓がんの発生率が高いことが知られています。このような人々の約1%には乳癌(BRCA2)遺伝子を含む遺伝子変異がみられます。
性別

男性は女性よりも多く膵臓がんと診断されています。これは男性の高い喫煙率に関連付ることができるかもしれません。

糖尿病

膵臓がんは、5年以上糖尿病を経験している人に発生する可能性が高くなります。研究によると、50歳以上で新たに糖尿病を発病した場合、それは膵臓がんの初期症状であることを示唆しています。以前によく制御された糖尿病の患者において、血糖値が急激に悪化した場合も膵臓がんの徴候である可能性があります。

食事

食事と膵臓がんの発症の関連性はまだ不明です。赤色および加工肉の多い食事は、膵臓がんを発症するリスクを増大させると考えられています。果物や野菜の多い食事は、膵臓がんの発症リスクを低下させることがあります。

肥満 肥満の人は正常体重のある人々に比べて疾患を発症するリスクが20%も高くなります。若年性成人期の肥満は、膵臓がんのリスクがさらに高くなります。腹部に過剰な脂肪を持つ人は、一般的な肥満とは関係なく、膵臓がんになるリスクが高くなります。

全国の膵臓がん専門医

 

膵臓が関係の専門家としてこれまで全国のパンキャンジャパンのセミナー・勉強会にて講演をしてくださった先生方を紹介しています。過去に収録された講演がある場合はビデオをご覧になることができます。ぜひ皆様の治療にお役立てください。

※掲載の所属機関・肩書きはセミナー時のものです。

北海道地方|東北地方|関東地方近畿地方中部地方|中国四国地方|九州沖縄地方

 

 

 

関東地方

       
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奥坂 拓志(おくさか たくじ)
国立がんセンター中央病院 肝胆膵腫瘍内科


パンキャンジャパン医学諮問委員

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thumb JFuruse600800

 

杏林大学医学部内科学腫瘍科 教授
古瀬 純司


パンキャンジャパン医学諮問委員

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yokohama-iwai


北里大学東病院消化器内科 助教
岩井智久先生 

パープルリボンキャラバンin横浜2012

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yokohama-endo


横浜市立大学医学部 消化器・腫瘍外科学 主任教授
遠藤 格先生

パープルリボンキャラバンin横浜2012

 
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yokohama-ueno

奈川県立がんセンター 消化器内科 医長
上野 誠先生

パープルリボンキャラバンin横浜2012

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tokyo kurata

がん・感染症センター都立駒込病院 肝胆膵外科 医長
倉田 昌直先生

パープルリボンキャラバンin東京2012

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tokyo hamamoto.jpg

慶應義塾大学医学部 消化器内科 特任講師
浜本 康夫先生

パープルリボンキャラバンin東京2012

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近畿地方

       
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和歌山県立医科大学第二外科 教授
山上 裕機先生

パンキャンジャパン医学諮問委員
パープルリボンキャラバンin大阪2012

 
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osaka fujimoto


兵庫医科大学外科学講座 教授
藤元 治朗先生

パープルリボンキャラバンin大阪2012

   
osaka tsuji


神戸中央市民病院 腫瘍内科 部長
辻 晃仁先生

パープルリボンキャラバンin大阪2012

 
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osaka yanagimoto


関西医科大学 外科学講座 講師
柳本 泰明先生

パープルリボンキャラバンin大阪2012
パープルリボンキャラバンin和歌山2014


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osaka kuroda


兵庫医科大学附属病院 肝胆膵・移植外科 講師
黒田 暢一先生

パープルリボンキャラバンin大阪2012

 準備中  

 

中部地方

       
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静岡県立静岡がんセンター 総長
山口 建先生

パープルリボンキャラバンin静岡2014

   
Matsubayashi



静岡県立静岡がんセンター内視鏡科 医長
松林 宏行先生

パープルリボンキャラバンin静岡2014

   
Uesaka



静岡県立静岡がんセンター副院長 肝胆膵外科部長
上坂 克彦先生

パープルリボンキャラバンin静岡2014

   
Fukutomi



静岡県立静岡がんセンター消化器内科 医長
福冨 晃先生

パープルリボンキャラバンin静岡2014

   
Ineno



静岡県立静岡がんセンター 栄養室長
稲野 利美先生

ープルリボンキャラバンin静岡2014

   
Matsumoto



静岡県立静岡がんセンター腫瘍精神科 部長
松本 晃明先生

ープルリボンキャラバンin静岡2014

   
kanazawa-yanoseiji



金沢大学附属病院 がん高度先進治療センター 教授
矢野 聖二先生

ープルリボンキャラバンin金沢2012

   
kanazawa-wakabayashitokio



石川県済生会金沢病院 院長
若林 時夫

パープルリボンキャラバンin金沢2012

   
kanazawa-otatetsuo



金沢大学附属病院 肝胆膵・移植外科 教授
太田 哲生

パープルリボンキャラバンin金沢2012

   
kanazawa-otusbokoshiro



金沢大学附属病院 がん高度先進治療センター 講師
大坪 公士郎先生

パープルリボンキャラバンin金沢2012

   
tsu inoue


三重大学附属病院 消化器肝臓内科 病院講師
井上 宏之先生

パープルリボンキャラバンin津2013
パープルリボンキャラバンin津2012

   
tsu isachi


三重大学大学院医学系研究科肝胆膵・移植外科学 教授
伊佐地 秀司先生

パープルリボンキャラバンin津2013
パープルリボンキャラバンin津2012

   
tsu Mizuno


三重大学医学部附属病院 腫瘍内科 講師
水野 聡朗先生


パープルリボンキャラバンin津2012

   
   

三重大学医学部附属病院 がんセンター 助教
石原 幹也先生

パープルリボンキャラバンin津2013

   
   

三重大学医学部附属病院 がんセンター緩和医療部門
松原 貴子先生

パープルリボンキャラバンin津2013

   

 

九州沖縄地方

       
Babahideo



熊本大学医学部附属病院 消化器外科学 教授
馬場 秀夫先生

パープルリボンキャラバンin熊本2013 

   
YoshidaMinoru



熊本赤十字病院 血液・腫瘍内科
吉田 稔先生

パープルリボンキャラバンin熊本2013

   

 

 


※本記事の無断転載を禁じます。転載、リンク、取材のご希望はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。へお問い合わせください。

 

すい臓がんとは

まずはご自分のがんについて知ることが大切です。

                          

(改訂:2018年4月)

 

■すい臓がんの種類
 すい臓には消化液をつくる腺房、膵液を運ぶ膵管、インスリンなどのホルモンをつくる内分泌腺などがあります。消化液をつくる腺房細胞から発生する「腺房細胞がん」、膵管から起きる「膵腺がん」、内分泌細胞から発生する「膵神経内分泌腫瘍」など、「すい臓のがん」といわれる腫瘍は20種類ちかくあります。いわゆる「すい臓がん」は膵管から発生します。このタイプが一番多く、発見が難しいために、見つかったときには進行していることが多いのが特長です。種類によっては進行がゆるやかなものもあり、長期生存が可能なものもあります。例えば、スティーブジョブズ氏のがんは膵神経内分泌腫瘍(pNET)という、ホルモンを産生する細胞ががんになるもので、早い段階で見つけて切除すれば完治できる可能性があります。

 

■すい臓がんの発がんモデル

 膵がんはいくつかの重要な遺伝子変異が起こる段階を踏みながら発生すると言われています。すい臓がんの多段階発がんモデルです。正常な膵管の上皮細胞は、KRAS、TP53、CDKN2、SMAD4などの遺伝子変異が積み上がり、一連の組織学的に定義された前駆体(パ二ンPanIN)を介して、浸潤がんへと左から右へと進行するといわれています。 KRAS遺伝子の変異は、早い段階に起こり、中間段階ではCDKN2(P16)遺伝子が不活性化し、TP53、SMAD4(DPC4)の不活性化は比較的遅く起こると言われています。がん抑制遺伝子であるSMAD4に変異がない患者は、変異のある患者より予後がよくなるとの報告もあります。(Ref1)

PDAC Progression Model

 

■すい臓がんのゲノム解析(Know Your Tumor????)

 パンキャンでは2015年よりすい臓がん患者の検体を集めて遺伝子解析をするバイオバンク事業(Know Your Tumor????)を進めてきました。2018年現在、1000検体以上が集まっており、遺伝子解析された結果も米国臨床腫瘍学会(ASCO2016)において発表されました。多くのすい臓がん患者には共通する4つの遺伝子変異(KRAS, TP53, CDKN2,SMAD4)がわかりましたが、それらの遺伝子変異に対して有効な治療法は残念ながらいまだに開発されていません。

 

 

■すい臓がんのゲノム医療・プレシジョンメディシン

すい臓がんには上記の4種類の遺伝子変異の他に多様な遺伝子変異がみられます。そのうち、48%の遺伝子変異には治療薬が存在することがわかりました。例えば、ARID1A/ARID2にはmTOR阻害剤、BRCA2にはPARP阻害剤などです。米国では、ゲノム解析の報告書に記載されている承認済分子標的薬、あるいは適応外薬(オフレ―ベル)を使用した治療、あるいはそれらの医薬品を使った治験に参加する患者が増えてきています。

 

PDAC Common genomic alterrations

 

日本では国立がん研究センターの「NCCオンコパネル」に代表されるような遺伝子パネル検査の一般的な利用がまだ始まっていないため、すい臓がん患者は米国パンキャン本部が進めているようなパネル検査の報告書に触れる機会がまだありません。厚生労働省では、プレシジョンメディシンを早期に国内で実現するために準備を進めていますので、まずはがんゲノム医療中核拠点病院において開始される予定です。以下の医療機関が「がんゲノム医療中核拠点病院」として指定されました。指定期間は平成30年4月1日から平成32年3月31日までの2年間とされています。

 

「がんゲノム医療中核拠点病院」
  1.北海道大学病院
  2.東北大学病院
  3.国立がん研究センター東病院
  4.慶應義塾大学病院
  5.東京大学医学部附属病院
  6.国立がん研究センター中央病院
  7.名古屋大学医学部附属病院
  8.京都大学医学部附属病院
  9.大阪大学医学部附属病院
 10.岡山大学病院
 11.九州大学病院

 

 

■専門医にかかることが重要

 すい臓がんに罹る人は年間約40,000人といわれています。すい臓はからだの奥深くにあるため、診断も治療も簡単ではないため、専門医にかかる必要があります。特に難易度が高いすい臓がんの切除が受けられる方は、すい臓がんの手術症例が年間30例以上ある病院、「ハイボリュームセンター」と呼ばれる施設で手術を受けることが重要です。日本肝胆膵外科学会では、高度技能医のいる病院で手術することを奨励しています。

また、最近は抗がん剤の種類も増えてきており、ステージ4と診断された患者でも、抗がん剤治療を続けることで手術適応となり、コンバージョン手術を受けてお元気にされている患者もでてきました。

 また、副作用を抑えて生活の質(QOL)を高め、長い間、化学療法をつづけることを可能としてくれる臨床腫瘍内科の先生に診てもらうことをお勧めします。日本臨床腫瘍学会では、がん薬物療法専門医のリストを公表しています。また、そのようながん薬物療法の認定研修施設も公表しています。http://www.jsmo.or.jp/system/pdf/sisetsu.pdf


 昔は、「お任せしますので、どうぞよろしく」というタイプの医師と患者の対話が多かったと思いますが、最近は病状から治療方針まで詳しく説明し、インフォー ムドコンセントを通して患者さんの同意を求める医師が多くなりました。従って、患者・ご家族も医師にすべてをおまかせした「患者不在」の治療をすすめても らうのではなく、病歴、症状、検査結果、診断結果が記録されたカルテをコピーしてもらい、記録を自らチェックしながら、病期・ステージ、さらに治療方針の内容について記録をつけながら、治療に前向きにのぞむことが大切です。

■すい臓がんの生存率

 すべてのがんの5年生存率は6割を超えました。がん患者の半分以上の方が5年以上生存できるようになってきました。しかし、過去40年間、すい臓がんの5年生存率は一桁台のままです。転移したがんでも増殖を抑えることができるような強力な治療法を必要としている、アンメットニーズの一番高いがんです。しかし、近年治療法を組み合わせた新しい治療法が開発され、徐々にすい臓がんの生存率に改善に兆しがみえてきました。 米国の10年生存率のデータは、抗がん剤の選択肢もほとんどなかった10年前の古い治療法を受けた患者のデータによることから過去40年間あまり改善が見られません。しかし、米国の5年生存率のデータを見ると、2015年以降は7%、2016年は8%、2017年は9%と確実に上昇傾向が続いています。

 日本の患者の生存率は欧州などの諸外国よりも高く、米国とほぼ同等というデータが国立がん研究センターによって発表されました。

 パンキャンでは2020年までにすい臓がんの5年生存率を倍増することを目標に、大勢の方のご寄付、ご支援に支えられながら「早期発見のツール開発」と「転移がんを抑える新治療法開発」に関する研究支援活動を続けています。

■パルズ電話相談センター(PALS)

 パルズ(PALS)とは、膵がん患者とそのご家族が必要としている情報を提供する、あるいはご一緒に探すというパンキャンが運営する「リエゾンサービス(Patient And Liaison Service)」の略です。ホテルのコンシェルジェのようなサービスです。膵がんと診断されたら、ひとりでお悩みになるのではなく、お気軽にパンキャンのパルズ(PALS) までご相談ください。 ぜひ一度パンキャンに電話してみてください。

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Reference1: AACR Clinical Cancer Research:SMAD4/DPC4 and Pancreatic Cancer Survival
Commentary re: M. Tascilar et al., The SMAD4 Protein and Prognosis of Pancreatic Ductal Adenocarcinoma. Clin. Cancer Res., 7: 4115–4121, 2001. Fang Liu

 

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