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ASCO:膵臓がん患者のためのプレシジョン医療「あなたの腫瘍を知ろう(Know Your Tumor)」プログラムの予備結果

Abstract No:4126

著者:Emanuel Petricoin, R Joseph Bender, David Charles Halverson, Lola Rahib, Andrew Eugene Hendifar, Sameh Mikhail,

背景:膵がん患者のケアにおけるプレシジョン医療(PM)の実施をより一般化するために、治療判断支援ツール/報告書を作成するターンキーPMオペレーティングシステムを使用した「あなたの腫瘍を知ろう(Know Your Tumor: KYT)」プログラムが開始された。

方法:44の州をカバーする287のアカデミックなハイボリュームセンターと地域の医療施設から640人の患者の腫瘍サンプルが得られた。我々のシステムは、IRB承認のレジストリプロトコルで、生検からマルチオミック分子プロファイリング、治療歴の統合、その後のコンピュータ解析を通した患者の個別化された治療オプションを決定する支援ツールを提供する。縦断的結果は、治療の決定および患者の経験と共に、すべての患者のものが集められる。

結果:腫瘍サンプルは、患者の91%において次世代シーケンシングに適切であった。また、96%において免疫組織化学染色に適切であった。 KRAS突然変異は、膵管腺癌の92%において同定された。腫瘍ボードは、すべての患者の検査結果をレビューし、患者の50%(高度にアクショナブルな遺伝子変異は27%)にアクショナブルな遺伝子変異を見出した。また、アクショナブルなプロテオーム変異(化学的マーカーを除く)は5%の患者に見出された。よく観察されたアクショナブルな変異は、DNA修復遺伝子(BRCA1 / 2またはATM変異が8.4%)、細胞周期遺伝子(CCND1 / 2/3またはCDK4 / 6の改変が8.1%)であった。サンプルのサブセットをアクショナブルなリンタンパク質マーカーについて評価した。今日までに、126人(19.7%)の患者が腫瘍解析結果に基づき、分子的にマッチした治療を受けている。マッチした治療(n = 17)を受けた、非常に有効なバイオマーカーを有する患者の無増悪生存期間(PFS)の中央値は4.1ヶ月であり、高度に有効なバイオマーカーをもたない患者(n = 72; PFS = 2.8ヶ月; = 0.03)と比較して優位に長かった。

結論:包括的なプレシジョン医療(PM)システムは、膵臓がんの約25%の患者で観察される非常にアクショナブルな変異の知見を用いて、地域の医療施設およびアカデミックながんセンターでも実施することができる。腫瘍が高度にアクショナブルな分子変異を有し、それにマッチした治療法を受けた患者は、有意にPFSが増加した。私たちの研究は、膵がんにおけるプレシジョン腫瘍学の拡大と今後の評価を支援します。

 

Source: ASCO Journal of Clinical Oncology