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海外ニュース:進行膵がん対象AM0010免疫療法の第3相試験

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海外ニュース:進行膵がん対象AM0010免疫療法の第3相試験について

2017年6月29日

ARMO BioSciences社は、進行膵がん患者のセカンドライン治療として、FOLFOX(フォリン酸、5-フルオロウラシル+オキサリプラチン)と免疫療法の新薬AM0010を用いた第3相無作為国際共同試験を開始したと発表した。この治療法は、ファーストラインとしてゲムシタビンを含む治療を受けた患者を対象としている。


ARMO社は566人の患者を登録し、全生存期間を主要エンドポイントとして評価する予定である。その他のエンドポイントとしては、無増悪生存率、全体的な奏効率および安全性などを評価する。探索的エンドポイントとしては、腫瘍応答率、免疫活性化および臨床効果のアウトカムとの関連性、相関する可能性のあるバイオマーカーなども評価する予定。

 

■FOLFOXとは?

FOLFOXは、ロイコボリン(葉酸)、フルオロウラシル、およびオキサリプラチンからなる。フルオロウラシル(5-FU)は、細胞複製サイクルの特定の部分を破壊する。がん細胞だけでなく、すべての細胞を標的とするため、5-FUは、不快な副作用を引き起こす可能性がある。葉酸に由来するロイコボリンは、5-FUの効果を増強する。オキサリプラチンはDNAに損傷を与える白金化合物。

 

■AM0010とは?

ヒト組換えインターロイキン10(IL-10)は、CD8 + T細胞を刺激する免疫成長因子である。このCD8 + T細胞は癌細胞を認識して死滅させることができる。 IL-10は、ポリエチレングリコール(PEG)に連結され薬物送達を増強する。 AM0010と呼ばれる結合分子は、体内に長く留まり、CD8 + T細胞に長時間作用する。

 

■第三相国際共同比較試験
この試験の参加者は、2つのグループのいずれかにランダムに割り当てられる。最初のグループはAM0010とFOLFOXの併用療法、2番目のグループはFOLFOXのみが投与される。研究者らは、その組み合わせが生存時間を延長し、膵がんの進行を止めることができるかどうかを調べている。

この試験は、ファーストライン(第一次治療)が機能しないか、または耐性ができて機能しなくなったときに与えられるセカンドライン治療(第二次治療)である。参加者は、第一次治療としてゲムシタビンを含む化学療法を受けていることが前提となる。

 

■ESMO World Congress on Gastrointestinal Cancer 201における発表

ARMO社は、ESMO World Congress on Gastrointestinal Cancer 2017において、進行膵癌対象AM0010免疫療法の第1 / 1b相試験の臨床データを発表した。「現在進行中の第1 / 1b相臨床試験では、FOLFOX療法(フォリン酸、5-フルオロウラシル、およびオキサリプラチン)とAM0010を組み合わせた治療は、進行膵臓がん患者において現在までに非常に有望な有効性および安全性データを示しています」とJ. Randolph Hecht氏、カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授は語った。進行中の第1 / 1b相試験ではFOLFOXとAM0010免疫療法を併用した場合、進行膵がん患者では10.2ヶ月の全生存期間中央値および47%の1年生存率が観察された。「今回の試験では、患者さんからこのような有望なデータがでてきて、それが続いていく傾向にあることに非常に勇気づけられています」とDr. Van Vlasselaer氏は述べた。FOLFOXと組み合わせたAM0010は、患者の血清中の免疫刺激性サイトカインおよび患者において以前検出されなかった新規T細胞クローンを増加させた。新しいT細胞クローンの拡大は、患者の全生存期間の延長と相関していた。これらのデータはESMOにてポスター発表された。


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ARMO BioSciences社は、がん患者の免疫システムを活性化して腫瘍を認識し根絶する、新しい独占的な製品のパイプラインを開発している免疫腫瘍学の会社である。当社のリード製品候補であるAM0010(ペギロデカキン)は、CD8 + T細胞と呼ばれる免疫系における特定タイプの白血球の生存、増殖および癌細胞を死滅させる(細胞傷害性)の可能性を刺激するものである。 CD8 + T細胞は癌細胞を認識して死滅させ、腫瘍内CD8 + T細胞の増加は、患者の予後および生存率の改善をもたらす可能性がある。さらに、ARMOは標準療法と新たな免疫療法を組み合わせて様々な癌を治療することを目指した有効な製品候補を含む免疫腫瘍学のパイプラインを開発している。

 

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